DESCRIPTION OF DENT REPAIR
デントリペア・ガラスリペアの説明と施工例

デントツールと呼ばれる様々な形の工具を、へこんだ部分の裏側にすべり込ませ、てこの原理を使って押し出します。
手法はいたって簡単ですが、一度歪んだ鉄板を元通りに再生させるには熟練した技が必要となります。
パテも塗装も用いず、文字通り『元に戻す』事の出来る施工法ですので査定時にも修復歴とならず、お車の残存価値を守れる唯一の方法です。

■ PUSH ■

文字通りヘコミを『裏側から押し出す』技法で、一番ベーシックな手法となります。
例えばドアのヘコミならガラスの隙間から、フロントフェンダーならインナーライナーを浮かせて隙間を作り、ツールをアクセスさせます。
一昔前では不可能と言われたプレスライン上のヘコミや、インパクトビームの上のヘコミも現在では対応可能です。

■ PULL ■

裏側にツールアクセスできない場合は『PULL』という技法を用います。
プーリングとも言われますが特殊な接着剤を用いて、ヘコミを表側から修復する手法です。
近年増えてきた、ルーフサイドやピラーのヘコミもこちらの方法で修復可能です。
当店では多数の施工経験がございますので、『工具が入らないから無理』と考えず、まずはお気軽にお問い合わせください。

■ Blending & KnockDown ■

ポンチングやハンマリングとも言われます。
高く飛び出た部分を落としたり、歪みを抜く際に使うテクニックです。
単体で使う事は少なく、多くの場合PUSHやPULLと併用します。
より綺麗な仕上げるためにはタタキにもかなりの精度が必要です。

Before
After
Before
After
Before
After
ボンネットの内側の骨組みやドアのインパクトビーム付近など狭いところでも、専用の特殊工具でほとんどの場合が修理可能です。
場所やサイズにもよりますが、2〜3センチ程度のヘコミでしたら20分程度〜、少し大きめのヘコミや内装を取り外さないと修理できない場合は1~2時間かかることもあります。

全く問題ありませんが、場合によってはデントリペアの仕上げにコンパウンドを使用する事があり、その際にその部分だけコーティングがとれてしまいます。もしコーティングの施工も検討されている場合は先にデントリペアを施工する事をお勧めします。

基本的に鉄、アルミのみ修理可能でウレタン、FRPなどは修理できません。
塗装の傷はそのままで、へこみだけを出すのは可能です。ただしあまり深い傷ですとへこみが残る場合もあります。
スチールパネルに比べ、加工難易度が高いため、直せる範囲に制約はありますが、当店はアルミパネルでも多数施工経験がありますのでお気軽にお問い合わせください。
実際に体験していただかないと分かりにくいかもしれませんが、かなりきれいに直ります。板金より明らかに仕上がりがいいです。(車の査定員は板金修理あとを発見できますが、デントの修理あとは発見できません。ですからデント修理のために車の査定額が下がるということはありません。)
パテも塗装も使用しないので、鈑金塗装修理後に起こるパテ痩せのような現象は一切ありません。

ガラスリペアとは、主に自動車のフロントガラスに使用される合わせガラスの修復法です。
ヒビの入ったフロントガラスのままでは車検に合格することが出来ません。
ガラスリペアは飛び石などで出来たヒビの部分に特殊樹脂液を注入し、硬化させることにより、外観上の修復とキズの進行を防ぐことが出来る手法です。
この手法でリペアすることにより、通常10万円以上もする、ウインドシールドの交換を回避することが出来、車検にも問題なく通過することができます。

ヒビの中に異物(主に水分と一緒に入る場合が多いです)が入ると、ヒビ内部を塞いでしまい樹脂接着剤の充填ができないことがあります。
また仕上がりの透明度にも影響が出ることもあります。
※セロファンテープやマスキングテープなど水分を通すテープの使用は避けてください。

衝撃や圧力変化、急激な温度変化に弱いのでドアを勢いよく閉めないようにし、エアコンの風をフロントガラスに当てないようにしましょう。
ドアを激しく閉めた際の車内圧力の変化や、強い力で窓を拭く事は、リペアされてないヒビを伸長させる原因になります。
また冷間時に温風をあてる、炎天下で熱されたガラスに冷風をあてる等もお控えください。

ヒビの内部に撥水性分が入ってしまうと、樹脂接着剤を弾いてしまいヒビの輪郭が残ったり、キレイに充填できたとしても、接着強度が著しく落ちてしまったりします。
撥水性分の入ったウィンドウォッシャーなども使用をお控えください。

Before
After
Before
After
概ね500円玉程度の大きさまでのキズになります。ただし、ヒビの状態や場所によっては修復不可能な場合もあります。
修復跡は雨染みのように残りますが、殆ど目立たなくなります。内側から見たとき傷にもよりますが、角度によっては光る場合もございます。
車検には対応しておりますが、ただし、検査官の判断による場合もございます。
1か所につき大体1時間半程度になります。異物混入など、状態によっては2時間半程度頂く場合もございます。
直接雨が当たらない環境であればリペアすることは可能です。ただしヒビの中に水分が入っている場合、水分を抜き取る工程を入れますが、どうしても抜けきれない時もあります。 その状態でリペアすると修復跡が白っぽく濁ったり仕上がりに影響が出る事がありますので、できれば雨の日は避けたほうがいいです。また、上記の理由から、ヒビ割れができたら、できるだけ早く不純物や水分が入らないようビニールテープ等を貼ってふさいでおいてください。
お勧めできません。 過去にもリペアに失敗した車両を見てきましたが、技術上同じ箇所へのリペアはできません。その場合、車検に合格するためにはガラス交換となってしまいます。 ヒビができた場合は早目に専門店へご連絡くださいませ。

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